仕事をしていて上司がOKを出してくれないとプロジェクトが先に進めないこと、ありませんか?
でも提案しても却下されてしまってOKがもらえない。
さてそんなとき、どうすれば上司をうまく納得できるのでしょう。
ここでは上司にNOと言わせない上手な話しの進め方について書いていきたいと思います。
それではさっそく上司を説得するコツについて解説していきましょう
まずは利害が共通する部分を確認する
説得したい上司と同じ方向性にあることを確認します。例えば「我が社では今このプロジェクトを成功させたいと社員一丸となってがんばっていますよね」というような利害が共通する部分の確認です。
これを確認することで相手の上司は「同じ目線で頑張ってくれている」という印象を持つはずです
話し合う際は自分の意見を主張する前に必ず上司の話を相手が納得するまで聞く
上司が話し合いに応じているのにこちらが一方的に主張してしまうと、上司は受け入れる気持ちが失せてしまうことがあります。まずは上司の話をしっかり聞きましょう。その際途中で意見が違う部分があってもその場では否定せず「そう思われるんですね」と受け止めておきましょう。あとから見解が違うことを話し合いたい場合はメモを取るなどしておくとよいです。メモを取ることで、相手も「ちゃんと聞いてくれている」という印象を受けます。
意見が分かれ始める部分についてなぜ意見が分かれてしまうのかを上司に一緒に考えさせる
現在進行中のプロジェクトを成功させたいという同じ目標があるにもかかわらず、上司はA案、自分はB案を進めたい、そこで食い違っているがそこはどのように考えるのか?ということをお互いに考えるよう持って行きます。
すると、上司のA案に足りない部分が見えてきたり、比較してみるとB案の方が良いかもしれないという意見が出たりします。そこで新たな折衷案のC案が出てきて、お互いに納得できればそこからまた先に進められるということもあります。こちらが一方的に提案すると上司は「自分のプランが否定された」とプライドが傷ついて心を閉ざしてしまう恐れがあります。注意しましょう。
自分の案が採用された場合の代替案は万全に用意しておく
いざ自分の案が採用となった場合に、自分の案がきちんと実現可能なものになっているか確認しましょう。不安が残るプランであれば上司も自分の案に乗ってきてはくれないでしょう。予算配分、実行計画など万全な状態で提案するのがベストです。その際も一気に説明するのではなく、途中途中で上司が納得しているのかを確認しながら進めましょう。万一納得していないようならそこで一度止め、どこが納得できないのか話し合うといいでしょう。
話し合いを行う場所も選んで
話し合いの場所として、他の人もいる場所、自分のデスク、上司のデスクは避けましょう。他の人もいる場所は他の人に話を聞かれることで上司の心理状態が「部下に説得されるところを見られたくない」というように傾く可能性があります。また、他の人が途中で介入してきて思うように議論がすすめられなくなる可能性もあります。自分のデスク周辺で話し合うことは、相手に若干の居心地の悪さを与える可能性がありおすすめできません。また、上司のデスク周辺だと逆に上司が強めに出る可能性があります。ですからできればどちらのテリトリーにも入らず二人きりになれる空間を選び話し合いを進めることをおすすめします。
できれば話し合いにかける時間を決めて
忙しい上司に「ちょっとお話したいのですが」というと相手の心理として「ちょっと面倒だな」という気持ちが働く可能性があります。できれば「○○の件でご意見をおうかがいしたいので30分お時間いただけませんか」というような誘い方をしましょう。そうすると何について話したいのか、自分の意見が欲しいこと、30分なら時間が取れるから大丈夫という判断ができ、ストレスなく相談に応じる気になります。こちらも30分で伝えられるよう準備しておくと良いでしょう。私の経験から言って、相手も内容に興味があれば30分のつもりが1時間、1時間半と白熱することもあります。
最後に
ここまでのスキルを身につけて上司との交渉がうまくいけば、あなた自身の仕事も順調に運ぶでしょうし、何よりも上司との信頼関係も築けるでしょう。信頼関係が深まると自然と上司からの信頼度が上がってくるものです。そうなってくると仕事への意欲がさらに湧いてくることと思います。
参考記事~仕事が「できる人」に共通するスキルとは?「できる人」になるためにおすすめの本5選~
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